鴻巣市屈巣|落雷、強風…地デジアンテナの災害対策工事

2018年09月19日

鴻巣市屈巣で激しい落雷があり、地デジアンテナが故障したというお問い合わせがありました。アンテナにカミナリが落ちて家の中がピカッと光り、停電した後、1週間もテレビが映らない状況で、大変お困りのご様子でした。関西の台風、それから北海道の大地震があったときもニュースを見られなくて不安だったとおっしゃっていました。災害の時はテレビの情報がライフラインになることもありますので、皆様、今年のような異常気象に備えてなるべくテレビが映るようにしておきましょう。

地デジアンテナ設置について

さて、こちらのお客様は3.6メートルという通常の2倍の長さのアンテナマスト(ポール)に、八木アンテナが設置されていました。通常は1.8メートルのアンテナマストです。

3.6メートルのアンテナマストですと雷が落ちやすい上に、強風にあおられやすく、強度の観点からしても望ましいものではございません。それではなぜ3.6メートルのポールを設置するかと申しますと、電波を取得するために障害物を避けなくてはならなかったという次第です。どちらかと言えばやむを得ない設置方法と言えるでしょう。

災害対策について

お客様と災害対策の相談をしたところ、落雷や強風の影響を受けにくいデザインアンテナへの変更をご希望でしたが、電波が弱くて設置できませんでした。そのようなわけで、再び八木アンテナを設置しなくてはならなかったのですが、災害対策でアンテナを低くするために高性能バラスダックアンテナを導入する必然性がございました。

もともとアンテナは群馬県の児玉基地局の方向に向いていました。施工前の写真をご覧いただければお分かりになる通り、1.8メートルのアンテナマストでは自身の建物が障害物となり、障害物をかわすために3.6メートルにしていたことが、プロの目から見て一目瞭然です。最初に施工した業者は判断を間違えていなかったと思います。設置した当時は東京スカイツリーが完成していなかった可能性があるからです。しかし現在は鴻巣市からは距離のある東京スカイツリーからも電波はギリギリ受信できていました。東京スカイツリーの方向に向ければ障害物は無いため、あえて3.6メートルのアンテナマストにする必要はないのです。あさひアンテナは1.8メートルのポールにするため、アンテナを東京スカイツリーに向けましたが、簡易普及アンテナである20素子八木アンテナでは電波が受信できませんでした。そこで高性能パラスダックアンテナを導入した次第です。受信性能がずいぶん良くなるので、「悪天候でもテレビがきれいに映る」という電波レベルに達することができました。

落雷したアンテナ。3.6メートルという通常の2倍の長さのアンテナマストで設定されていました

落雷により地デジアンテナを交換

落雷で故障した地デジアンテナを交換するにあたり、1.8メートルのアンテナマストに変更しただけではなく、通常は8本張っている支線(ステンレスワイヤー)を12本にして補強しておきました。下の写真は施工後のものになりますが、よく目を凝らして見ると、屋根馬の足元にも支線が張られているのがお分かりになるかと思います。風が非常に強い地域で、しかも陸屋根(フラット屋根)だったので、補強しておいたのです。生活空間ではない屋上なので、お客様はそのことをご存知ではありません。職人として見えないところまで丁寧に工事することをポリシーとしております。

1枚目の写真と比べて、アンテナの向きも高さも種類も異なるのがお分かりになりますか?

ついでに経年劣化によりテレビ配線(同軸ケーブル)がボロボロになっていたので、防水テープを螺旋状にこれでもかというくらいぐるぐる巻きにして、雨水が浸水しないように補強しておきました。雨水が浸水すると、同軸ケーブルの中身がさびて、電波がとおらなくなってしまう原因になるからです。テレビが映れば修理完了! というわけではなく、末永くお使い頂けるように配慮致しました。

ボロボロの引き込み線を防水テープでばっちり補強しました

落雷による地デジアンテナの影響は?

電波レベル増幅器であるブースターは電気製品です。落雷による過電流でランプが点灯しておらずショートしていました。電気が通る部分はダメージを受けている可能性があるので分配器も交換しておきました。これで完璧です。無事にテレビが映るようになりました。

閑静な住宅街に建つ、庭の広い素敵なお家でした。どの業者にも負けない技術で、出来ることはすべておこないました。
いつまでもアンテナが使えることをお祈り致します。

落雷による過電流でブースターがショートしていたために交換。安全策をとって分配器も交換

アンテナ本体 型番